OJT担当者がやりがちなNG対応4選と改善策

OJT担当者として新人育成を任されたとき、多くの人が「どうすれば効果的に教えられるのか」と悩みます。真剣に関わっているつもりでも、実は新人にとって負担になったり、逆効果になってしまうことも少なくありません。そこで今回は、OJT担当者がやりがちなNG対応を4つ取り上げ、それぞれの改善策を考えてみましょう。

NG対応①:指示ばかりで考える余地を与えない

新人に早く仕事を覚えてもらいたい一心で、細かく指示を出し続けてしまうケースです。「こうやって、次はこれをして」と流れを示すことで効率は良くなりますが、新人は常に受け身になり、考える習慣が育ちません。

改善策は「問いかけ」を意識することです。「この作業を進めるときに、気を付けるべき点は何だと思う?」などの質問で新人の思考を引き出すと、業務の流れを頭の中で描き直すことができ、理解や定着が深まります。正解でなくても構いません。補足を加えることでさらに学びが深まり、考える力が養われます。

NG対応②:放任しすぎて孤立させる

「任せて自由にやらせた方が成長する」と思い、必要以上に距離を置いてしまうこともあります。しかし新人は右も左も分からない状態。不安を抱えたまま孤立し、萎縮してしまう恐れがあります。

改善策は「任せる」と「フォロー」をセットにすることです。すべてに口を出す必要はありませんが、1日の終わりに「今日どうだった?」「困ったことはある?」と声をかけるだけで、新人は安心して挑戦できます。フォローがあると分かるだけで、不安が和らぎ、前向きに取り組む姿勢が生まれます。

NG対応③:失敗を責めてしまう

失敗した新人に対して「なんでこんなこともできないの?」と感情的に責めるのは逆効果です。新人は萎縮し、挑戦を避けるようになります。

改善策は「失敗を学びに変える」ことです。「どうしてうまくいかなかったと思う?」と一緒に振り返り、「次はこうしてみよう」と前向きな行動につなげることで、失敗が学習の機会になります。失敗を恐れずに挑戦できる環境こそ、成長を加速させます。

NG対応④:自分のやり方を押し付ける

担当者が「これが正しいやり方だ」と自身の経験を押し付けてしまうこともあります。しかし新人にはそれぞれ得意・不得意があり、一つの方法がすべてに当てはまるわけではありません。

改善策は「相手に合った学び方を一緒に探す」ことです。実践して覚えるのが得意な人もいれば、まず整理された資料がある方が安心できる人もいます。相手の反応を見ながら柔軟にスタイルを変えることで、新人は自分らしく成長できます。

まとめ

OJT担当者が無意識にとってしまうNG対応は、「考える余地を奪う」「孤立させる」「失敗を責める」「やり方を押し付ける」といった行動です。これらは新人のやる気や成長を妨げてしまいます。しかし、改善策を意識するだけで、新人は安心して挑戦でき、自ら考え、成長を実感できるようになります。OJTは“教える場”ではなく、“成長を支える場”であることを忘れないようにしましょう。

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OJTは単にスキルを伝える場ではなく、職場での人間関係づくりや信頼関係の形成にも直結しています。新人にとっては「自分を受け入れてもらえている」という実感が働く安心感につながり、主体的な行動を後押しします。一方、担当者にとっても「どうすれば相手が動きやすいか」を考えることは、自分自身のマネジメント力やコミュニケーション力を高める貴重な機会です。つまりOJTは新人の成長だけでなく、担当者の成長も促す双方向の学びの場なのです。短期的な効率よりも、長期的な人材育成を意識して関わることが、職場全体の力を底上げする大きな一歩になります。

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