コーチングで部下の「隠れた強み」を引き出す質問集

「部下の強みを伸ばしてあげたいけれど、なかなか見つけられない」「日常業務では弱点ばかりが目についてしまう」――そんな悩みを抱える上司や先輩社員は多いのではないでしょうか。

一方で、若手本人も「自分の強みが分からない」「特別な能力なんてない」と感じていることが少なくありません。実は、強みは本人にとって“当たり前にできてしまうこと”であることが多いため、自覚しづらいのです。

そこで役立つのがコーチングの手法です。コーチングは、指導者が「答えを与える」のではなく「質問によって本人の気づきを促す」アプローチ。適切な質問を投げかけることで、部下の中に眠る「隠れた強み」を本人自身に発見させることができます。ここでは、現場で使える具体的な質問例を紹介します。

過去の成功体験から探る

強みを見つけるときに最も効果的なのは「過去の成功体験」を振り返る質問です。本人にとって印象的な経験には、自然と強みが表れていることが多いからです。

例えばこんな質問が役立ちます。

  • 「これまでで一番やりがいを感じた仕事は何だった?」
  • 「学生時代や前職で、特に達成感を味わった経験は?」
  • 「そのとき、自分のどんな力が役立ったと思う?」

こうした問いかけは、本人に成功体験を思い出させ、その中にある「工夫したこと」「得意だったこと」に光を当てます。上司がその答えを拾い上げ、「それが君の強みだよ」と言葉にしてあげることで、本人に新しい自己認識を持たせることができます。

日常の行動や習慣に目を向ける

強みは大きな成果だけでなく、日常の中にも隠れています。むしろ本人が無意識にやっている行動にこそ「他の人には真似できない良さ」が現れやすいものです。

そこで役立つ質問は次のようなものです。

  • 「どんな作業をしているときに時間を忘れる?」
  • 「周りの人より早くできると感じることは?」
  • 「普段、無意識にやってしまう工夫はある?」

例えば「資料を分かりやすくまとめるのが得意」「人の相談に乗ると自然に元気づけてしまう」といった行動は、本人にとっては当たり前でも、周囲にとっては立派な強みです。指導者がこうした小さな習慣に目を向ける質問を重ねることで、部下は「自分には役立つ力がある」と気づくことができます。

周囲の評価を手がかりにする

本人だけでは気づけない強みもあります。そこで効果的なのが「他者からの評価」を思い出させる質問です。自分では大したことと思っていないことでも、周囲が高く評価しているケースは多いからです。

有効な質問例としては、

  • 「同僚や先輩からよく褒められることは何?」
  • 「お客様や取引先から『助かった』と言われた経験はある?」
  • 「人から相談を受けるとしたら、どんなテーマが多い?」

こうした問いを通じて、本人が「自分は人に信頼されやすい」「サポート役として頼られている」といった強みに気づくことができます。さらに上司が「それは大事な強みだから、もっと伸ばしていこう」と言葉にしてあげることで、本人の自己肯定感も大きく高まります。

まとめ

部下の強みを引き出すコーチングのポイントは、「過去の成功体験」「日常の習慣」「周囲の評価」という3つの視点から質問を投げかけることです。強みは往々にして本人が意識していないところに眠っています。それを質問によって引き出し、言葉にして伝えることが、指導者の大切な役割です。

部下が「自分にはこんな力がある」と自覚できれば、日々の業務へのモチベーションも自然と高まります。弱みの克服に目を向けるだけではなく、強みを見つけて伸ばす――そのきっかけを作るのがコーチングの醍醐味なのです。

ちば研修ラボの研修では、こうした「質問による気づきの促し方」を実践的に学び、現場ですぐに使えるコーチングのスキルを身につけることができます。部下の成長をサポートしたい方は、ぜひ研修を通じて新しいアプローチを体験してみませんか。

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