OJT担当者が知っておくべき心理的安全性とは

OJTで新人を指導していると、同じ内容を教えているのに、ぐんぐん成長する人と、なかなか力を発揮できない人がいます。「やる気の差かな?」と思ってしまいがちですが、実はそうとは限りません。背景には、“教わる側が安心できているかどうか”が大きく関わっています。今注目されている「心理的安全性」という考え方は、まさにOJTの現場での新人育成にも直結しています。

要素①:心理的安全性とは何か

心理的安全性とは、「自分の意見や疑問を口にしても、否定されたり、評価を下げられたりしないと感じられる状態」を指します。わかりやすく言えば「質問しても大丈夫」「失敗しても責められない」と思える空気です。
Googleが行った「プロジェクト・アリストテレス」という調査では、高い成果を出すチームの共通点として、専門知識や経歴の多様性よりも“心理的安全性”が最も重要な要素であることがわかりました。これはシリコンバレーの話だけでなく、日々のOJTの現場にも当てはまります。新人にとって「自由に聞ける・挑戦できる」環境は、成長スピードを何倍にも高めるのです。

要素②:心理的安全性が欠けるとどうなるか

もし心理的安全性が欠けたOJT環境ではどうなるでしょうか。新人は「質問したら怒られるのではないか」「余計なことを言うと評価が下がるのではないか」と考え、口を閉ざしてしまいます。その結果、わからないまま仕事を進めてミスが増えたり、形だけ従う“指示待ち”の姿勢になってしまいます。
さらに、OJT担当者も「教えているのに理解していない」「自分から動かない」と感じ、双方にストレスが生まれます。つまり心理的安全性の欠如は、新人だけでなく担当者やチーム全体の成果にもマイナスの影響を与えるのです。

要素③:OJT担当者ができる心理的安全性の高め方

では、具体的にOJT担当者はどうすれば心理的安全性を高められるのでしょうか。いくつか実践的なポイントを紹介します。

1. 否定から入らず、まず受け止める
新人が発言したとき、すぐに「それは違う」と言ってしまうと、萎縮を招きます。たとえ不完全な答えでも「なるほど、そう考えたんだね」と一度受け止めてから補足することが大切です。

2. 質問や意見を歓迎する言葉がけ
「いい質問だね」「その視点面白いよ」とポジティブに受け止めることで、新人は「また聞いてみよう」と安心できます。小さな一言が心理的安全性を大きく左右します。

3. 自分の失敗談を共有する
担当者自身も「自分も新人のときはこんな失敗をしたよ」と話すことで、新人は「失敗しても大丈夫なんだ」と感じられます。上司や先輩の“完璧じゃない姿”を見せることが、信頼関係を深めます。

4. 定期的な振り返りの場を持つ
日々の業務の中では言いにくいことも多いものです。週1回でも振り返りの時間を設け、「困っていることはある?」「もっとこうしてほしいことある?」と聞くことで、本音を引き出せます。

まとめ

心理的安全性は、OJT担当者が新人を育てる上での“甘やかし”ではありません。むしろ「成長のための土台」です。安心できる環境があるからこそ、新人は積極的に質問し、挑戦し、失敗から学ぶことができます。そしてそれが結果として、組織全体の成長スピードを加速させます。
ちば研修ラボでは、こうした心理的安全性を実際に高めるための指導法を、ワークやケーススタディを通して学ぶことができます。OJT担当者の皆さんにこそ体験していただきたい内容です。安心と挑戦の両立する育成環境を、ぜひ一緒に作っていきましょう。

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