若手の成長を加速させるフィードバックの伝え方

「新人や若手にどうフィードバックすればいいのか分からない」「伝えたつもりが、相手が落ち込んでしまった」――そんな悩みを持つ指導者は少なくありません。
フィードバックは、若手が成長を実感できるかどうかを左右する重要なコミュニケーションです。言葉のかけ方次第で「もっと頑張ろう」と思えることもあれば、「自分はダメなんだ」とやる気を失ってしまうこともあります。
今回は、若手の成長を加速させるフィードバックの伝え方について整理してみましょう。

事実ベースで伝える

まず大切なのは、事実をベースにしたフィードバックです。
例えば「最近やる気がないね」といった言葉は、相手にとって根拠が分かりにくく、事実かどうか他人が判断しにくいため、受け止めにくくなります。結果として、不安や反発を招いてしまうことも少なくありません。一方で「今日のプレゼンで、説明の順序が途中で入れ替わってしまったね」と事実を具体的に伝えると、相手は改善の糸口を見つけやすくなります。
若手はまだ経験が少なく、自分の行動を客観的に振り返ることが難しいものです。事実に基づいた指摘は、振り返りのきっかけとなり、次の行動に結びつけやすくなります。

良い点を先に伝え、改善点につなげる

「悪いところを直してほしい」と思うあまり、指導がダメ出しばかりになってしまうことがあります。しかし、それでは若手は「自分はできない」と感じてしまい、モチベーションが下がってしまいます。
効果的なのは「良い点を先に伝える」ことです。例えば「声が聞き取りやすくて、相手に伝わっていたよ。その上で、資料の順序を整理するともっと良くなるね」と伝えると、若手は自信を持ちながら改善に取り組めます。
人は誰でも「認められている」と感じたときに、一番成長意欲が高まります。フィードバックは叱る場ではなく、次の挑戦につなげるための支援なのです。

行動にフォーカスする

フィードバックで気をつけたいのは、相手の人格を否定しないことです。
例えば「君は集中力がないね」といった言葉は、相手の行動ではなく人格そのものを評価してしまうため、若手は自分の存在を否定されたように感じやすくなります。これは大きな心理的ダメージになり、改善にはつながりません。
一方で「会議中にメモを取らずに聞いていたけれど、途中で要点を忘れてしまっていたね」と具体的な行動にフォーカスすると、改善の余地が明確になります。相手は「自分が悪いのではなく、この行動を直せばいい」と理解でき、安心して前向きに取り組めます。

次の行動を一緒に考える

最後に重要なのは、フィードバックを「次の行動につなげる」ことです。
「もっと頑張って」「気をつけてね」といった抽象的な言葉では、相手はどうすればいいのか分からず、行動につながりません。
「次の会議では、要点を3つメモして発言してみよう」「プレゼンの前に2分だけ声を出して練習してみよう」など、具体的なアクションを一緒に考えることで、若手は成長のステップを実感できます。
こうした小さな成功体験の積み重ねが、挑戦意欲を高め、成長を加速させる原動力になります。

まとめ

若手の成長を加速させるフィードバックのポイントは、

  • 事実ベースで伝える
  • 良い点を先に伝える
  • 行動にフォーカスする
  • 次の行動を一緒に考える

という4つです。
フィードバックは「叱る」ことではなく、「支える」こと。安心感と挑戦意欲の両方を引き出すフィードバックこそが、若手の成長を大きく後押しします。

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