若手社員の育成でよく挙がる課題が「主体性の欠如」です。指示があれば動けるけれど、自ら考えて行動する姿勢がなかなか育たない。では、その背景にあるものは何でしょうか。実は指導者側の「教えすぎ」に原因が隠れていることがあります。
よかれと思って細かく指導することが、若手の考える力や挑戦する気持ちを奪ってしまっているのです。では、なぜ“教えすぎない指導”が大切なのか。そして、実際にどう取り入れればよいのか。今回はその理由と実践のポイントを見ていきましょう。
教えすぎの弊害
先輩が手取り足取り教えると、若手は「正解を教えてもらえる」と感じ、自然と待ちの姿勢になります。結果として、自ら考えたり試したりする機会が減ってしまうのです。
例えば、新しい業務を任されたときに、手順をすべて説明されるとどうなるでしょうか。若手は指示どおりに動くことはできますが、応用が必要な場面に弱くなります。さらに「自分の判断で進めていいのだろうか?」と不安になり、結局また上司に答えを求めてしまいます。
このように、教えすぎることで「自分で考える経験」が不足し、成長のスピードが鈍るのです。失敗を避けて安全に進めることはできますが、それでは本当の意味で力はつきません。
“教えすぎない指導”のメリット
一方で、あえて余白を残した指導は、若手の成長を後押しします。
例えば、「やり方のヒントだけ伝えて、まずは自分なりにやってもらう」。こうした関わり方をすると、若手は「自分で考えなければならない」と主体的に動き始めます。もちろん、最初から完璧にはできませんが、その中で試行錯誤すること自体が学びとなります。
さらに、小さな失敗や成功を積み重ねることで「自分にもできる」という自信が育ちます。自ら考えて行動し、その結果を振り返るプロセスは、教えられるだけでは得られない成長体験なのです。
また、先輩や上司が「全部教える存在」から「伴走する存在」に変わることで、信頼関係も深まります。「自分の意見を尊重してくれている」「挑戦を見守ってくれている」と感じれば、若手は安心してチャレンジできるようになります。
実践のポイント
では、具体的に“教えすぎない指導”をどう実践すればよいのでしょうか。いくつかのポイントをご紹介します。
- ヒントや問いかけで導く
「正解」を教えるのではなく、「どう思う?」「まずやってみよう」と問いかけてみましょう。これだけで、若手は自分なりに考えるきっかけを得られます。 - いきなり突き放さない
大切なのは「丸投げ」ではなく「段階的な自立」です。最初はサポートを手厚くしても構いません。徐々に支援の量を減らし、自分で考える領域を広げていきましょう。 - 振り返りの時間を設ける
「やってみてどうだった?」と振り返りを促すことで、学びが定着します。自分の言葉で体験を整理することで、次の行動に活かせるようになります。 - 指導者も“待つ力”を持つ
「早く結果を出させたい」と思うほど、つい手を出したくなります。しかし、若手の成長には時間が必要です。焦らず見守ることも、指導者の大切な役割です。
まとめ
若手が自ら考え、行動し、学び取っていくためには、先輩や上司の「教えすぎない姿勢」が欠かせません。答えを与えるのではなく、考える余地を残し、挑戦を見守ること。それが主体性と自信を育てる近道です。
職場のOJTや日常の関わり方を少し変えるだけで、若手は驚くほど力を伸ばします。そしてこの指導法は、研修の場でも効果を発揮します。実際に“考えさせる”“体験させる”仕組みを取り入れた研修は、受講者の学びを深め、現場での実践につながりやすくなるのです。
ちば研修ラボでは、こうした「若手を育てる指導法」を実際に体験しながら学べるプログラムをご用意しています。もし「若手が育たない」「どう関わればいいかわからない」とお悩みでしたら、ぜひ一度ご相談ください。
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